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○おんねも祭り
12月3日
諸岡比古神社 |
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その年の豊作を感謝する祭りです。
今から約600年前、道下村の善光寺に信州の上田(長野県上田市)から移住した千萬長者がいました。
この長者に待望の男の子が生まれましたが、その子は生まれつき手が開かない不自由な子でした。
ある夜、夢に現れた氏神が「赤飯を炊いて村の子どもたちに分け与えれば、男の子の手が開くようになる」というお告げを言いました。
長者はお告げのとおり、赤飯を炊いてお供えし、村の子どもたちに分け与えました。
「おんねも、おんねも」(おれにも、おれにも)と子どもたちが手を差し出す中、長者の子も思わず手を出したとき、それまで開かなかった手が開きました。
それからこの祭りを「おんねも祭り」と呼ぶようになりました。 |
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<問い合わせ先>門前総合支所 商工観光課 電話0768-42-8721 |
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○あえのこと(国指定重要無形民俗文化財)
12月5日、2月9日
町野町など市内一円 |
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「あえのこと」は毎年12月5日に、奥能登一円の農家で行われていて、田の神様を自宅に招いて、今年1年の収穫に感謝する田の神様の祭です。
各家によって儀式はいろいろですが、家の奥座敷に種もみの俵を据えて神座を設けます。その前方には、2股の大根2本と主人のつくった栗の木の箸2膳分を左右にならべます。
田の神様は、ご夫婦2神だとされているので、何事によらずに2膳分お供えするのです。 田の神は目が不自由なので、お風呂へ案内して入浴していただいた後、お座敷でお休みしてもらいます。また、真心をこめて作ったごちそうを盛ったお膳を、神様にお供えします。 田の神様は、その家でゆっくりと越年されると信じられており、その後「田の神送り」と言って、2月9日に再び同様の「あえのこと」が行われます。 |
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<問い合わせ先>輪島市 観光課 電話0768-23-1146 |
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